ホホバ種子油から作られるオイルには保湿効果や薬用の効果がありますが、ホホバオイルの抽出方法や精製工程の違いにより「ゴールデンホホバオイル」と「クリアホホバオイル」の2種類が存在します。
ホホバオイルはホホバ種子を乾燥後、低温圧搾法という原材料を60度以下でゆっくりと圧力をかけて油を抽出する方法を採用しています。抽出されたオイルはその後に精製されますが、その過程で2種類のオイルが作られます。
ゴールデンホホバオイル
抽出されたオイルを未精製のまま利用するオイルです。精製しないため不純物も多いですが、それ以上に栄養素が豊富であり、特に天然のビタミンEが大量に含まれています。未精製のため色も黄金色であり、自然なホホバの独特な香りが印象的です。
主な特徴としてアミノ酸やミネラル、ビタミンA、D、Eや天然トコフェロールが含まれており、それらの栄養素は美容効果を高める事に繋がっています。しかし、精製されていない分、肌が弱い人が利用すると刺激を感じる事があるため、弱い人の利用はおススメできません。
クリアホホバオイル
抽出されたオイルをろ過などで精製されたオイル。精製されたため色や香りが除去されており、比較的透明感が強いオイルとなります。ホホバ独特の色や香りがなくなるため、化粧品の材料に使われたり、精製されたおかげで低刺激のオイルになり、アトピー持ちや赤ちゃんの肌に合ったスキンケア剤に使われています。しかし、精製された過程で栄養素が少なくなっているため、ゴールデンホホバオイルほどの美容効果が出ません。
2種類のオイルがあるホホバ種子油ですが、自身の肌質に合わせたオイルを選ぶ必要があります。そのため、栄養価の高いゴールデンホホバオイルを肌に合わない人が利用するとニキビや肌荒れの原因になったり、クリアホホバオイルを肌質が強い人が利用すると効果が薄かったりしますので、自分の肌に適したオイルを選びましょう。