オーガニックってなに? 基準や決まりはあるの?

オーガニックってなに?

「オーガニックコスメ」「オーガニックヘアケア」など、世間には「オーガニック」とつくものがあふれています。オーガニックってなんとなく身体に良さそうで、品質が高いイメージがあるけれど、きちんと説明しろと言われると、考えてしまうかもしれません。

オーガニックは「有機栽培」のことです。野菜や植物を育てるためには、土の栄養状態や水はけなど、育てているものに最適な状態にしなくてはいけません。その最適な状態にするためには、様々な化学肥料や農薬を使うことがあります。化学肥料や農薬は人体に影響のない物を使っているはずですが、やはり多少なりともリスクもあるでしょうし、人工的なものを身体に取り入れたくないという方も多いでしょう。

その点、有機栽培はこのような化学肥料や農薬を一切使いません。「オーガニックコスメ」「オーガニックヘアケア」と宣伝されているものは、自然の土・肥料・太陽の光・水などを使って育てられたものを使用しています。天然由来の成分を使ったものなので、より身体に良いものを取り入れたい、人工的なものを使いたくないという方に選ばれているものです。

認証がなければ販売できない

2000年以前は、特に審査などがなく「うちはオーガニックです」と宣言すれば簡単に販売できていました。しかし2000年からは、登録認定機関の審査と認証を受け、有機JASマークを付けなくてはオーガニック製品として販売することができなくなったのです。

この強制法の施行により、2000年までは本当にオーガニックなのか怪しい製品もたくさんありましたが、そのようなことがなくなりました。今は有機JASマークを見れば知識のない一般人でも簡単に区別ができるようになったというわけです。

しかしこれはあくまでも農産物や加工品などが対象のため、オーガニックコスメやヘアケア用品などはこの法律の対象ではありません。販売元や生産者が独自にオーガニックマークを提示していることもあります。しかし、ヘアケア・コスメ用品は提示されてなくても違法ではありません。有機JASマークがないから偽物、というわけではありませんので注意しましょう。

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