最近はオーガニックという言葉を耳にする機会が増えてきましたが、同時にナチュラルという言葉を聞くことも増えてきたのではないでしょうか。ナチュラルシャンプーやナチュラル食品など、スーパーやCMなどで見たり聞いたりしたことがあると思います。どちらも同じような場面で使われる言葉ですが、果たして明確な違いがあるのでしょうか。結論から言うと、オーガニックとナチュラルについての定義はアメリカが発表しており、明確に違いがあるということです。
オーガニックとナチュラルの意味は違う
アメリカが定めるオーガニックの定義とは、農薬や化学物質を使用せず環境と人体に影響がない方法で食品を生産するということです。そしてナチュラルの定義とは、肉類の生産において成長促進剤や抗生物質、動物由来の飼料を与えずに家畜を飼育するということです。このようにオーガニックは食品全般に使用できるのに対し、ナチュラルは肉類にのみ適応されます。ナチュラルという言葉に対する規制は緩く、多くの企業がオーガニックに変わる言葉として使用していると考えた方がいいでしょう。
そのため、人間に安全な商品を選びたいのであれば、ナチュラルよりもオーガニックと記載されているものを選択しましょう。オーガニックと記載されているのであれば国が定める有機JASマークを獲得していることになり、厳しい審査をクリアしていることになります。反対にナチュラルと記載されているものは、オーガニックの審査には通過できない問題点があるのかもしれません。とはいえ一般的なものよりは健康志向が高く設定され、販売されていることは確かです。オーガニックがなければナチュラル、ナチュラルがなければ一般的なもの、このように段階に分けて商品を購入すると、環境保護に少しでも貢献できるようになるのでおすすめです。オーガニック商品を一つでも多く生活に取り入れることで、心身ともに健康を保つことができるようになります。まずは、身近なスーパーなどでオーガニック商品を探してみてはいかがでしょうか。