オーガニックコットンを利用した衣類やタオル、また直接肌に触れる下着などが注目されるようになっていますが、オーガニックコットンにはただ肌にいいという以上のメリットがあるのをご存じでしょうか。
オーガニックコットンの条件
まずは簡単にオーガニックコットンについて説明しますと、3年以上農薬等の化学物質を使用しない農地で栽培された綿のことです。それと同時に、児童労働等社会規範や農地で働く人たちの安全が守られていること、地球の環境に配慮していることなどもオーガニックコットンを名乗る条件です。
オーガニックコットンでアレルギー予防?
このオーガニックコットンがおすすめの理由はたくさんあるのですが、中でも注目したいメリットは、アレルギーの予防になるということです。また、すでにアレルギーを発症して困っている人にとっても、ファーストチョイスとなりえます。たとえば、アレルギー性の喘息やアトピー、また化学物質過敏症のような疾患を持っている人にとって、化学薬品や化学繊維を使用した製品は症状を悪化させることがあります。特に、長時間身体に触れている布団や肌に直接触れるものは、その素材次第でお肌や身体に影響を与えることになります。そこで、化学繊維や普通の綿の製品から、オーガニックコットンの衣服や布団の使用に切り替えることで、化学物質が原因となる様々なアレルギー反応を抑えたり、予防したり、症状の緩和につながる可能性があります。
ベビー肌着にもおすすめ
小さな赤ちゃんは、大人よりも皮膚が薄くてデリケートです。もちろん1人1人身体の耐性などは赤ちゃんによって違うとはいえ、できるだけアレルギーなどの原因を作らないように気遣ってあげたいものです。そのためにも、やはりオーガニックコットンを使ったタオルや衣類を選んであげるのが安心です。そうはいっても化繊ではなく綿100%製品なら大丈夫だろうと考えるかたもいますが、普通のコットンは製造段階で漂白剤を使い、またふんわりした風合いを出すためには柔軟剤が使われているのが現実。敏感な肌の赤ちゃんには、断然オーガニック製品がおすすめです。