健康に良いとされる玄米と同じぐらいの栄養素を含むコメヌカ油ですが、近年では化粧品やスキンケア薬品に多く使われており、その効果も幅広く知られるようになりました。特に日本人に合った性質を持っている植物性オイルのため、肌が弱い人でも問題なく利用できる点が特徴でもあります。
アロマとしてのコメヌカ油
コメヌカにはビタミンEが豊富に含まれるため、抗酸化作用に優れます。そのため老化防止やアンチエイジング効果が期待できますので、マッサージ用のアロマオイルとして肌に直接マッサージをするように塗ると効果的と言われています。
更にコメヌカ油の代表的な成分としてガンマオリザノールがあります。この成分は神経系に作用する働きがあり、更年期障害や自律神経失調症といったイライラや不安、緊張状態の際に効果があります。
基本的にスキンケアオイルとして販売されており、ボディだけでなくハンドやフェイス、ヘアーにも使うことができ、保湿や肌荒れから身を守ってくれます。嬉しいことに肌に塗った後は素早く浸透し、オイル特有のベタつきも少ないため、さらさら感を求めている人に良い性質もあります。
コメヌカ油を選ぶ際の注意点
コメヌカ油は現在化学薬品を使って抽出しています。昔ながらの絞り方では手間が掛かる事と、抽出できる油量が少ないため、溶剤抽出法という方法を使用しています。その際に使用される化学薬品の中には、少量の毒性を持つ薬品もあります。殆どの毒性が抽出の際に無くなりますが、少量の毒性が残っている場合もあるそうです。この毒性は少ない量であれば人体に影響はありませんが、大量に摂取してしまうと体調を崩す原因ともなりえます。
そのため、コメヌカオイルを選ぶ場合は、溶剤抽出法ではなく低温圧搾（コールドプレス方）の一番搾りの物がおススメされています。低温圧搾法では時間がかかるうえ搾りかすも少し残ってしまう方法ではありますが、その分栄養素も多く残り、ビタミンなども壊さず搾る事ができることから、美容や健康への効果も高まる期待があります。
