育った環境によって異なるローズマリー葉エキスの成分

ローズマリー葉エキスにはアンチエイジング効果があると言われており、多くの化粧品やスキンケア薬品、シャンプーやリンス等にも使われています。その理由は主成分がロズマリン酸というポリフェノールであり、強い抗酸化作用を持っているからです。

 

ローズマリー葉エキスの効果

ロズマリン酸には細胞の老化や皺、シミの原因となる活性酸素を除去してくれる効果がある他、肌の収れん作用、ハリのある美肌作りの助長効果があります。更にローズマリーにはカルノシン酸も含まれており、この栄養素は認知症の予防に効果的と言われています。このカルノシン酸は記憶機能の改善にも適していると実証されています。

ローズマリーのケモタイプ

ローズマリーにはCTシネオール、CTカンファー、CTベルベノンの3つのタイプが存在し、それぞれに効果が異なります。ケモタイプとは同じ植物でありながら気候や土壌等の生育条件が異なる場合、エキスを抽出すると構成成分が異なる事を指します。ローズマリーは世界中で幅広く栽培されていますので、その育った環境により効果が異なります。

 

CTシネオール

爽やかでフレッシュな植物の香りが特徴ですが、効果として呼吸器系の不調や疲労、衰弱症状に効果があると言われています。

 

CTカンファー

CTシネオールの香りにプラスしてより刺激的な香りが特徴です。主に筋肉の疲労や緊張を癒し、肩こりや筋肉痛等に効果がある他、関節痛であるリウマチや肝臓鬱血、静脈瘤にも有効とされています。

 

CTベルべノン

スキンケアやヘアケアによく使われており、老化肌の改善や皺、シミ、そして抜け毛等のケアに有効です。更に肝臓の不調や月経障害にも効果があります。

ローズマリー葉エキスには様々なタイプが存在し、その種類により効果が異なります。そのため、普段から利用する場合はその効能に着目し、効果に合った正しい使用方法で利用する必要があります。同じローズマリーでも成分が違いますので、間違って購入しないように注意しましょう。

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