オレンジには沢山の種類がありますが、普段多くの人が食べているオレンジは「スイートオレンジ」と言われ、主に食用オレンジとして栽培されています。しかし、「ビターオレンジ」は食用ではなく、アロマや香水などに使われています。なお、日本ではダイダイと呼ばれ、ポン酢やマーマレードとして食用されている場合もあります。
ビターオレンジは木から果実が実りますが、その果実からビターオレンジの精油が採れる他に、枝葉からはプチグレンというエッセンシャルオイルが、花からは貴重なネロリ油が採れます。なお、栽培から4年たたないと花が咲かないため、育てることがとても難しい木でもあります。主にビターオレンジ花油はネロリ油の事を指しますが、このネロリ油は採油率がとても低く、1kgの花からわずか1g程度しか抽出できないため、大変貴重で高価なオイルとなっています。
主な効果
ビターオレンジ花油(ネロリ油)には、精神的なリラックス効果やストレスを軽減させることができるアロマ効果と、皮膚への保湿効果があり、様々な場面で利用できることが特徴です。更に柑橘系の爽やかな香りであり、緊張や不安、鬱などの症状を和らげてくれる効果もあります。
アロマ効果
抗うつ作用があるため、気持ちを楽にさせたり、楽観的に物事を考えられるよう促す効果があります。他にも神経疲労により気が立っている場合には気持ちを落ち着かせ、イライラした気持ちを抑えてくれる効果もあります。
皮膚への効果
ビターオレンジ花油は肌質を問わない低刺激のオイルですが、透明感、つや、ハリ、みずみずしさを与えてくれます。他にもたるみや妊娠線にも効果があるため、女性にぴったりのオイルとなっています。
ビターオレンジ花油は採油率が非常に少ないため、現在でも高価なオイルとして重宝されています。しかし、アロマ効果や皮膚や体への効果はとても高いため、ストレスを感じている方や肌に悩んでいる方には最適なオイルの一つです。