ネロリの生産地はどこ?
ネロリは橙の花から抽出されたものです。橙の原産地は、インドや中国などヒマラヤ山脈の麓の地域だと言われています。それが、西はヨーロッパへ、東は中国を通して日本に伝来しました。現在では、世界中の温暖な気候の地域で橙の栽培が行われていますが、ネロリを主に生産しているのは、イタリアやフランスなど地中海沿岸の地域です。この地域の良質なエッセンシャルオイルは、樹齢20年以上の橙の花から生産されています。
最近では、日本でも様々な地域で、果物の皮や、花、樹木、ハーブなど地元の特産品を利用して、エッセンシャルオイルが生産されています。ネロリについても、長崎県佐世保市で国産のものが製造販売されています。国産のエッセンシャルオイルは、どんな生産方法なのか調べやすいですし、オーガニックな栽培方法をしているものが多く、品質が信頼できます。
ネロリの生産方法とは
エッセンシャルオイルを生産するには、主に圧搾法と水蒸気蒸留法の二通りの方法があります。圧搾法は、主に果物の皮を使ったエッセンシャルオイルを生産する時に使います。水のスプレーを掛けながら皮を圧搾し、その搾り汁を遠心分離させることでオイルを抽出します。
一方、ネロリは花から採るので、水蒸気蒸留法を使います。その方法は、一つ一つ丁寧に摘まれた橙の花を、蒸気に当てることによって、花の成分を水蒸気に溶け込ませます。その水蒸気を集めて冷却すると、凝縮されて水となりますが、この水は表面がオイルの層となって水の上に浮かんでいます。このオイルの層がネロリのエッセンシャルオイルです。
1キログラムの橙の花から採れるエッセンシャルオイルはたったの1グラムです。1トン花があってようやくオイルが1キログラム採れます。花を摘み取る作業もオイルを抽出する作業も時間と労力が掛かるので、ネロリの値段が高いのも頷けます。その一方でオイルの下にあった水は、ネロリウォーターと呼ばれ、オイルよりも安価に入手できます。