ビターオレンジの花から抽出される精油であるネロリは、美肌効果に優れた精油で、肌の弾力を回復したい時に効果を発揮してくれます。特に加齢肌のお手入れに向いている精油です。心を軽くして幸福感を与えてくれる香りは、ヒーリング効果も相まって、いつもよりワンランクアップしたスキンケアタイムを演出してくれます。ここでは、そんなネロリを使ったスキンケアクリームの作り方をご紹介します。
用意するもの
材料は、ネロリ2滴、未精製のミツロウ4グラム、シアバター2グラム、ホホバオイル20ミリリットルです。使用する道具は、エッセンシャルウォーマー、竹ぐし、デジタルはかり、クリーム容器（50ミリリットル）、ラベルシールです。
ミツロウはミツバチ（働きバチ）が分泌する天然のワックスで、ビーズワックスとも呼ばれます。黄色が未精製のミツロウで、未精製のものはほのかにはちみつの香りがします。
シアバターはシアの木の実やカカオ豆から採る植物性のバターで、クリームに混ぜると保湿効果が高まります。保湿効果に加え、荒れた肌を治癒する効果があります。常温では固形ですが、肌にのせると体温で溶けます。
ホホバオイルはアメリカ南部からメキシコで生育するホホバのタネから作られるオイルで、成分的には油ではなく、植物性の液体ワックスです。酸化しにくいので扱いやすく、オイリー肌からドライ肌まで幅広く使用可能です。肌への浸透性も優れていて、さらっとした使用感です。
ネロリを使ったスキンケアクリームの作り方
まず、ミツロウとホホバオイルをエッセンシャルウォーマーに入れて溶かします。完全に溶けたらシアバターを加えて、混ぜながらよく溶かします。完全に溶けたらクリームを容器に移します。竹ぐしで混ぜながら粗熱を取って、まわりがうっすらと固まってきたらネロリ精油を加えます。さらによく混ぜて、固まるまで蓋をしないで、静かに置いておきます。作成日、原材料を記入したラベルを貼ったら完成です。
出来上がったスキンケアクリームは常温で保存し、2ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
