柑橘類はいつ頃生まれた?

柑橘類はどこで生まれた?

世界中で毎日食べられている柑橘類ですが、もともとはインドや中国がふるさとです。柑橘類は、亜熱帯気候のインド東部アッサム周辺で、約3000万年前頃に生まれたと考えられています。やがてアッサムからミャンマー北部、中国雲南地域へと広がり、たくさんの種類に進化の道を歩みます。柑橘類が現在のように様々な種類に進化するまでには、途方もなく長い年月がかかったのです。ライムは原産地のであるアッサム東南部で生まれました。そして西寄りの地域ではレモンが登場し、その後、この広い地域でブンタンに発展し、さらにダイダイやポンカン、スイートオレンジなどが生まれました。やがて、皮がむきやすいミカンの先祖とされるインドコミカンが現れ、ここから、より多くのミカンの種類が生まれてきました。

柑橘類は日本にいつ入ってきた?

日本列島にはもともとタチバナやシークワサーが原生していたのですが、西暦1世紀頃にはインドや中国生まれのミカンの仲間が伝わり始め、やがて奈良時代(8世紀)には中国から甘子(コウジ)というミカンが伝わります。甘子は今の静岡県や神奈川県などで広く栽培されて、物税や献上物として朝廷に納入されていました。9世紀から16世紀にかけて輸入したミカンの仲間や日本で種を蒔いて育てた中から交配を繰り返して、新しい品種がどんどん生まれていきました。ちょうどその頃、熊本県八代地方中心に中国浙江省からコミカンが伝わり、広く栽培が始められました。鹿児島県桜島地方、大分県津久見、和歌山県にもコミカンの栽培が広がり、大商人の紀伊国屋文左衛門がミカン船でコミカン(紀州ミカン)を江戸に運んで人気を呼びました。

柑橘類の香りを楽しむ

柑橘類は食べるだけでなく、5000年よりも前から花や果実などの香りを楽しみ、人類の生活の中になじんできました。柑橘類の花や果実の香りも同様に昔から親しまれてきました。ネロリはダイダイの花から抽出した精油です。華やかで甘さがありますが、どこか苦味を感じるとても神秘的な香りです。17世紀のヨーロッパでは、革製品のにおいを消すためにネロリが使われたと言われています。

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