1.オーガニックボディソープの使い過ぎ
美に対して高い意識を持っていると、できる限り体を綺麗にしたいと思うのは当然のことです。ボディソープをオーガニックにして肌への負担を減らし、かつ綺麗にしている人も多いのではないかと思いますが、実はオーガニックのコスメを使えば体に優しいとは限りません。
そもそも、毎日のようにボディソープを使ってケアをする必要はなく、いくらオーガニックであっても毎日のケアは逆効果をもたらす恐れがあります。どうして毎日のケアが問題かというと、デコルテなど一部を除くと体には皮脂腺が少なく、普通に過ごしていればほとんど汚れはしません。普段から湯船に浸かっていれば大きく汚れはしないので、デコルテや脇の下など汗をかきやすいところを週に1回ほど洗うくらいでも十分です。逆に、普段はシャワーばかり使っていて湯船に浸からないのであれば、少し体を洗う頻度を増やした方がよいですが、それでも毎日全体的に体を洗う必要はありません。もちろん、体質には個人差がありますので、非常に汗をかきやすいのであれば気持ち悪いと感じるでしょうから、毎日のように洗うのも間違いではないですが、そこまで汗をかいていなければオーガニックのボディソープであっても使い過ぎない方がよいのです。
2.オーガニックを台無しにする洗い方
そして、もう1つの注意点が体の洗い方です。基本的にゴシゴシと洗うのは肌にとってよくありません。特にナイロンタオルを使っている方は注意した方がよく、ゴシゴシと洗うと肌が黒ずんでくる恐れがあります。機械的色素沈着、摩擦黒皮症、摩擦メラノーシスなど複数の呼び方がありますが、タオルなどで強く体をこすると色素沈着を起こし黒ずむケースがあるのです。たとえゴシゴシと洗っても1回だけなら問題は起こらないはずですが、毎日のように負担をかけると、肌に何かしらトラブルが起きてもおかしくはありません。オーガニックボディソープを使っていても、他のところで肌に負担をかけては意味がないので、オーガニックを意識するのであれば同時にボディケア自体も見直してみてください。
