オーガニック野菜は人の身体にも自然にも優しい
オーガニック野菜の栽培には、多くの病気の原因となる農薬や化学肥料を一切使っていません。栽培から加工まで、すべて天然由来の肥料や農薬を使って作っています。さらに、ただ農薬や化学肥料を使わないだけではなく、2、3年前からその土壌で化学肥料を使用していないことや、遺伝子組み換えの種は使わないなど、オーガニック野菜であることを名乗るには、国で定められた数々の厳しい基準を満たさなければいけないのです。そのような厳しい基準をクリアしたオーガニック野菜は、農薬をどのくらい使って育ったかわからない一般の野菜と比べると、安心して食べることができるので、お子さんのいる家庭や闘病中の方に特におすすめです。農薬や化学肥料を使うことで、一度に大量の作物を作ることや安定して収穫することができますが、土壌汚染や地球温暖化の原因となってしまいます。今問題となっている地球温暖化問題は、石油などの化学燃料を使うことが急激に増え、大気中の二酸化炭素濃度が増したことが原因と言われていますが、オーガニック野菜は自然に近い有機的なもの使って栽培するため、土壌汚染や地球温暖化の防止につながるのです。また、海外や地方から野菜を輸送する時に、ガソリンなどのエネルギーが運搬のために使われるので、多くの二酸化炭素が排出されます。環境保護のためにも、地元でとれるオーガニック野菜を買うことをおすすめします。
オーガニック野菜はおいしくて栄養がより多く含まれている
化学肥料を使わずにオーガニック栽培をしている畑には、土の中にたくさんの微生物がいます。農産物の栄養価は、肥料をどれだけ与えたかではなく、土がいかに健康であるかで決まるので、オーガニック野菜を栽培している生産者は、どれだけいい土作りができるかにこだわり、土作りに時間をかけているのです。オーガニック野菜がおいしいと言われている理由の1つとして、土の中の微生物が農作物にいい働きをしてくれていることがあげられます。
