最近はオーガニックと書かれている食品やコスメが増えてきていますよね。しかしオーガニックとは一体どのようなものなのか、詳しく知らないという人がほとんどなのではないでしょうか。オーガニックとは主に「有機」という意味で使われ、化学物質などを使用せず、自然の力を使用して作り出すものを指します。たとえば野菜であれば農薬を使わず、お肉などの畜産物であればホルモン剤などの投与をせず、コスメであれば自然の肥料を使用して栽培された植物のみを使用します。
これらをもう少し詳しく説明すると、農業でのオーガニックとは化学物質を使用した農薬や肥料を3年以上使用していない土で栽培していることです。そして肉などの畜産物はホルモン剤や抗生物質のような化学物質を投与しないうえ、農薬を使用していない自然な餌で飼育します。コスメや服では、枯れ葉や藻類を使用して栽培された植物を原料として作られます。
オーガニックは無農薬や無添加となにが違うの?
オーガニックと混同されやすい言葉として、無農薬や無添加、ボタニカルやナチュラルなどが挙げられます。しかしオーガニックとは根本的な意味が違い、無農薬は栽培期間中に農薬を一切使用しないこと、無添加は保存料や着色料などの添加物を一切使用しないこと、そしてボタニカルやナチュラルは植物由来、天然由来という意味です。全てオーガニックとは少し違う意味になるため、別のものとして理解しておきましょう。
オーガニックは人間と自然が調和をとることが目的とされており、健康的な身体を保ち、環境や生態系への影響を最小限に抑えることが重要です。農薬を使用すれば食品の品質をいいものに保てますが、同時に虫や微生物を殺しているケースも少なくありません。農薬などによって虫や微生物が絶滅すると、いずれ生態系が崩れていくことになります。オーガニックを推奨することで世界を保護することができるため、できるだけ生活の一部として自然に取り入れるようにするのがいいでしょう。野菜やお肉などの食品からコスメ、衣類まで様々な種類があるため、まずはオーガニックと記載されているものに目を向けるところから始めましょう。