オーガニックは高価だから手が出せないって本当?

オーガニックといえば、一般的なものよりもワンランク値段が高いというイメージがある人も多いのではないでしょうか。オーガニックというだけで、なぜ高価になってしまうのか理解できておらず何となく懸念しているケースは少なくありません。実際にアメリカが調べた結果によると、卵や牛乳、野菜は一般的なものよりも60%以上価格が高いことがわかりました。

では、なぜオーガニックは高価になってしまうのでしょうか。簡単に説明をするとオーガニックのものは細かい基準をクリアする必要があり、一般的なものよりも時間と労力がかかることが理由の一つに挙げられます。オーガニックを提示して販売するためには、「有機JAS認定マーク」と呼ばれるマークを獲得する必要があります。しかしこの有機JASマークを獲得するためには、年間10~20万円程度の費用が必要になるのです。

このようにオーガニックとして販売するためには手続きや費用がかさみ、結果として高めの価格帯で販売することに繋がります。一つ一つの手続きに費用がかかるため、夫婦営んでいるような小さな農家では、どれだけ良い品質のオーガニック食物を生産していたとしても全国的な流通まで届いていないことがほとんどです。大規模な農家のみがオーガニック市場を動かしていることも、価格帯が高いままになってしまう理由の一つでしょう。

 

オーガニックは高価だけと手が出せない程ではない

とはいえオーガニックのものは高価だから手が出せない、というほどではありません。有機JAS認定マークが記載されているものであれば、間違いなくオーガニックだと判断できます。まずは、スーパーなどに並んでいるものから気軽に手にとってみるのがいいでしょう。思っているよりも高価ではない食品に出会えることもあるため、一つ手にとって価格を確認してみることが大切です。もちろんオーガニックであれば、定められている厳しい審査をクリアしているため一般的なものよりも安心して口に運ぶことができます。

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