何となく身体に良さそうということで、少し高くついたとしてもオーガニック食品を選ぶ人が増えています。では、具体的にオーガニック食品を選ぶ目的は何でしょうか。
オーガニック食品の目的
オーガニックの食品は、土作りにこだわった土地で栽培されている野菜やハーブなどを利用・配合した食品です。特に、農薬や化学肥料に関しては厳しい基準に従った農法で作られた食物なため、健康にとって大きなメリットがあるといえます。その分、オーガニック品の生産には手間暇がかかり、コスト的にも大量生産の商品より高い場合が多いですが、お金には換えられない自然のエネルギーを身体に取り入れることができます。それだけではなく、オーガニックの商品は地球に優しいという特徴があります。つまり、オーガニック由来のものを積極的に利用することで、地球の環境保全にも協力することができるのです。
オーガニック食品の栄養価は?
では、自然に近い状態で育てられた食物を使ったオーガニック食品は、本当に栄養価に優れているのでしょうか。オーガニック食品の栄養価については、他の方法で作られた作物について考えてみるとよく分かります。一般的な方法で育てられた食品は、さまざまな理由で栄養分が抜けて痩せこけた土地で栽培されています。旬も何もなく、品種改良が繰り返されて土地がカスカスになってしまっているのです。その分を化学肥料で補っていますが、所詮は化学物質。身体にとって良い訳がありません。そのような土地で育てられた野菜なら、もちろんビタミン類などの栄養価が激減していくことは容易に想像できます。その点、オーガニックは有機栽培をしているため、土地の状態がよく、栄養価の高い食物を産み出すことができるのです。
オーガニック食品はおいしいのか?
オーガニック食品は栄養価の観点だけでなく、味の点でも優れています。年配の方の中にはオーガニック食品を食べると昔懐かしい味がすると言われる方も。オーガニックの野菜は、それぞれの野菜の旬の時期に合わせて作られているので、その点もオーガニック野菜がおいしいといわれるゆえんです。